ふるさと納税で応援しよう

当会の主張の第一は、持続社会建設の為には大都市集中を脱し、地方分散型社会を築くことです。何故なら再生可能エネルギーは、大部分は太陽エネルギーから変換されたエネルギーで、集中せず地球全体に広く分布しているからです。東京圏をこのままにして、再生可能エネルギー導入を考えていたら、結局はほとんど何も出来ないか、または広い範囲で地方環境改悪を招くことになるでしょう。事実蔵王連峰に大風力発電を導入する計画は、地元のすべての知事の強い反対にあっています。再生可能エネルギーは、地元を活性化する為に使われるべきで、ちっちゃなちっちゃな大東京の為に使われるべきではありません。
 持続する未来は間違いなく地方活性化から見えてくるのです。

高度成長期の人口大移動

私は高度成長期に福岡市で育ったのですが、高校の同級生のかなり多くは、東京の大学に進学し、そのまま東京の住民になってしまいました。同級生の大多数は、福岡県の大学進学者と、東京の大学進学者で、それ以外はせいぜい数%だったと思います。ちょっと反発して私は、どちらも選ばず京都で進学することにしました。
 そのころのはやり歌は、ほとんどが田舎の人が東京に出て行ったことに関していました。田舎にあって東京に行った彼女を思う歌、東京で田舎に残した彼女を思う歌、東京で田舎を思う歌・・。全国で東京移住の波が起こっていました。現役世代の方々、貴方のお爺さん、お婆さん、お父さん、お母さん・・、ほとんどこうだったのですよ。
 東京集中は戦後日本の復興には良い選択肢だったと思います。東京で先進的な技術や文化が諸外国とほぼ同時に進行し、それが全国に波及するというモデルが出来ました。しかし必要以上に長く続きすぎました。
 もう一つ、高度成長期にできあがったモデルで、今も残っているモデルがあります。それはエネルギーを輸入するというモデルです。高度経済成長以前は、日本のエネルギーは水力とそして石炭によっていました。日本のあちこちに炭鉱があり、私の子供の頃は、石炭は国産が当然と思われていたと思います。しかし石炭は高度成長期に急速に石油に置き換わりました。何故置き換わったのか? 液体燃料のほうが、固体燃料より使いやすかったからでしょう。しかし石油は日本ではほとんど産出しません。そこでエネルギーは輸入するものという安易な考えが始まったのです。高度経済成長のイケイケドンドンで、過度の輸入依存の危険性は顧みられませんでした。
 更にもう一つ、現在に通じる負の遺産を、やはり高度成長が生み出しました。モータリゼイションです。道路が自動車に占領されるのは当たり前の感覚がこの時期生まれました。日本の多くの都市には、路面電車が市民の足として走っていました。そのほとんどが、高度成長末期に取り払われました。古い映像で銀座にも路面電車が走っていたことは、多くの人が知っているのではないでしょうか? 福岡市でも走っていたことは子供時代の思い出ですし、京都でも大学生時代に走っていたことを良く知っています。
 東京一極集中、エネルギーの輸入依存過多、そして路面電車の排除、これは高度成長の負の側面であり、日本社会を持続社会から大きくかけ離れたものにした元凶であると思わざるを得ません。

持続社会に向けた21世紀の人口大移動

これからは緩やかに、また確実に、逆流現象が起こるでしょう。「産業革命以前の不便な社会に戻るのか?」と言われますが、そうではありません。むしろ産業革命から現在までが、化石燃料に頼って急成長を(急激な社会変動を)起こした異常な時代と捉えられるのではないかと思います。しかし一方未来の世紀では、二十世紀は科学技術の急速な発展で、様々な便利な仕組みを考え出し、二十x世紀の今にも残る様々な仕組みを考え出した、偉大なる発明の時代とも記憶されるでしょう。
 化石燃料を使わないからといって、不便な時代に戻るのではありません。その土地の特性を生かした再生可能エネルギーで動くLRTは、その土地が生んだ文化を反映し、その土地の特性を生かした路線網を持ちます。電気自動車(EV)は脇役ながらも短い距離を、LRTがカバーできない場所の移動を受け持ちます。LRTとEVの連携は、土地の特性を生かし、快適な人の移動と、物流を保証します。LRTと軽量化されたEVの連携で、あれほど石油を消費し、莫大な化石燃料を消費した、運輸部門の消費エネルギーが驚くほど縮小し、土地の再生可能エネルギーで充分まかなえるようになります。
 工場と道路の他に、エネルギーを大量に消費する場所は建築物です。そう貴方の家庭、貴方のそして皆の職場です。二十世紀は高層ビルという化け物を作り出しましたが、これは電気を大量に食う化け物です。上下の移動に電気を食い、建物内部の温度調整、換気などに莫大なエネルギーを食らいます。この化け物を化石燃料無しで生かし続けるには、何基にも上る原発か、広大な敷地の再生エネルギー収集装置(ソーラーパネル、風車など)を東京から離れた僻地に設置しなければなりません。何故なら東京で消費されるエネルギーを、すべて東京設置の再生可能エネルギーでまかなおうとすれば、東京全土を例えばソーラーパネルで敷き詰めなければならないからです。ビルの上空も、貴方の住居も、道路も公園もすべて、ソーラーパネルを敷き詰めて、さらに莫大な充電装置を設置する必要があります。脱東京が持続社会創成に必要なこと、少しは解って頂けるでしょうか?
 したがって持続社会創成に向けた、21世紀の人口大移動は、東京へではなく、東京からの人口逆流現象を伴うのです。考えて見れば、東京急集中の時代は、電気・石油が大量に使われ始めたときでした。脱東京の時代は、再生可能エネルギーが広く使われるようになった現時点から後になります。エネルギー源は、否応なしに社会をそれに合せて造ります。しかしエネルギー源を選ぶのは、文化でもあります。他ページで紹介している琵琶湖疏水は、日本伝統文化が再生可能エネルギーとなじみやすいことを示しています。どうか皆さん、日本伝統文化に従って再生可能エネルギーを選び、再生可能エネルギーと整合性が良い分散型社会を選ぼうではないですか?

旅行とふるさと納税で、未来の貴方のふるさとを応援しよう

人口の逆流は、日本の未来の為に必要なことです。そのためには多少のつらい思いをする必要があります。移住する人と残される人。しかしこれは20世紀にもありました。東京へ移住する人と、ふるさとへ残る人。そのため様々なドラマがありました。それを集約したのが、当時のはやり歌でした。人口の逆流では、未来のふるさとに旅立つ人と、東京に残る人の間の、無数のドラマが進行するでしょう。それは未来を拓く為に仕方ないことです。
 でもどこに行けば良いのか? 以前の移住の波は、東京という共通の目的地がありました。今回はそれがありません。でも東京の人は、意見の多様性の重要さを良くご存じでしょう。ご自分でお探しなさいと、意見の多様性を認めるなら、気が付くでしょう。そう自分で発見するのです。未来の貴方のふるさと、未来の貴方の子孫のふるさとを。
 そのためには旅に出ましょう。旅で貴方は日本の多様な魅力を知るでしょう。そして候補地が決まったら、ふるさと納税で其の地を応援しましょう。そこから日本の持続社会化が始まるのです。

ふるさと納税を始めるには

納税義務は文明国のすべてにあります。そして税金が適切に使われているかを査定する権利も国民にはあります。
 私はふるさと納税は税金の使い方を査定し指定する方法の一つだと考えています。
 東京を離れて京都に来て、私は子供を育てている家族が東京より感覚として多いのを痛感しています。ベビーカーを押すお父さんお母さんを道ばたでよく見かけますし、見知らぬお爺さんやお婆さんが幼児を見てにっこりと声をかけたりするのを当たり前のように見ています。東京ではこんな感覚はありませんでした。明らかに東京より地方のほうが子育てには向いているのです。
 一方で地方には職がなく、大人になったら東京に出て行きます。そして東京で税金を払います。育てた町には税金が入ってこない。だから地方が疲弊します。この構造を少しでも変えることが出来るのが、ふるさと納税です。あえていえば、ふるさと納税は心ある東京の人にとって義務ですらあると思います。
 まぁそれは言い過ぎとしても、地方分散型社会に移行しなければ、日本の将来がないのも事実です。
 ふるさと納税といいますが、正確には相手自治体への寄付となります。その寄付は税金の年末調整で基本的には控除されますので、住んでいる場所とは違う自治体への寄付という意味を持たせ、、ふるさと納税と言っているのです。したがって年末調整を必ず行って下さい。
 ふるさと納税は、直接相手の自治体にお金を振り込んだりするわけではありません。全国のふるさと納税を扱っているふるさと納税サイト(代理店みたいなもの)があり、それぞれの特徴を出して、返礼品などを比較しながら、ふるさと納税(寄付)をネットで行うようになっています。寄付ですからいくらでも構わないのですが、年収に応じて税の控除との関係など、詳しくは以下に挙げるサイトでの情報をよく読んで下さい。

 そのようなふるさと納税サイトとして、ふるラボへのリンクを上に貼っておきました。毎週土曜日8時から「朝だ生で旅サラダ」で紹介があります。テレビで見てからなら入りやすいでしょう。まずはふるさと納税の仕組みをこのサイト(どのふるさと納税サイトでも)で理解してから始めて下さい。理解したらそのままふるさと納税が可能です。
 

次に紹介する「ふるさと本舗」は、全国のおいしい特産品に特化したサイトということです。ふるさと納税をしたいがどこにしたら良いのか解らないという方は、ここで探すのが良いでしょう。日本各地で頑張っている小自治体がありますが(市ではなく町や村も多い)、そのような場所をここから見つけることが出来ます。
 北海道や九州宮崎県など、交通の便が悪いので苦戦しなければならないような自治体が、数多く参加しています。思わず頑張れと応援したくなりますね。
 個人的に好きなのは、例えば高知県馬路村です。行くとわかりますが、人口1000人にも満たない、でもとても元気な処です。日本でただ一つの水力ケーブルカーがあります。ゆず製品が特産品で、ゆず関係の謝礼が多いのですが、もし多額寄付をしたいと思われる方がいれば、monicca-bag銘柄の馬路村産の木の鞄など如何でしょう。杉の間伐材で造られた特産品で、デザイン的にも優れている物が多く、オシャレに持って歩くことが出来ます。木で出来ている鞄などちょっとした話題にもなりそうです。東京に住みながらCO2排出ゼロなど、東京をそのままにしては出来るわけがないことを叫ぶより、これを持って歩いて未来の持続社会を語るほうが、よほど気が利いていると思いますが、如何でしょう。

千年文化を考える会は、活動の大きな柱として、京都にLRTを導入しようと考えています。市が尻込みをしているのが大きな壁ですが、持続社会を築く為という大きな枠組みで見ると、しっかりと考える人なら解るはずです。これを京都市住民以外でも応援していただく方法として、京都市にふるさと納税をしていただくことが考えられます。そのとき、どこにそのお金を使って欲しいか、注文することが出来ます。市バス・地下鉄をもっと解りやすく、などという項目がありますから、そこにチェックを入れることで応援をしてもらえます。

ANAのふるさと納税サイトへのリンク

 京都市などかなり大きな自治体に納税するには、上の二つのサイトではなく、もっと大規模なサイトを使う必要があります。その中でANAが運営するサイトのリンクを上に貼ってあります。ANAのふるさと納税は、ふるさと納税をしたら、もっと良くその場所を知ってもらいたいと、額に応じてマイルがたまるというサービスもその特徴です。

このページはNPO法人千年文化を考える会のホームページの一部です。またLRTの子ページでもあります。まだ読んでない方は、これらのページもお読み下さい。