活動

会の活動の目的は持続社会を造る為の方向を明らかにすることです

時代が変わりつつあります。17世紀に始まった西欧近代が行き詰まっているようです。
 地球環境を守るために、温暖化ガス排出を止めるべきだと、専門家は主張し、「進歩的」なマスメディアは、まるで免罪符みたいにその呪文を唱えます。しかしそれは持続社会を築く基本的な考え方なのでしょうか。化石燃料を使わない社会を造るのだと考えた方が、素直で分かりやすい考え方になるのではないでしょうか。
 基本的な考えは、誰にでも若江いやすい「簡潔さ」を持っていなければ。多くの人の共感を得ることが出来ません。たとえ同じことを言っているようでも、人々の腑に落ちる言葉で言い直す方が、よほど簡潔で、人々に心からの行動を促すことになるのではないか、そのように考えています。
 分かりやすい例で考えましょう。果てしない進歩という概念は、常に西欧近代の延長として捉えられてきました。西欧近代が始まったのは、17世紀にヨーロッパにおいてです。それ以来、西欧中世の古く悪しき伝統は打ち崩され、市民革命で民主主義が確立し、また産業革命で経済の進展が確立し、そしてその裏側の闇としての植民地が世界に広がり、日本は植民地になるのを避けるため、明治維新が起こり、東京に首都が移りました。
 古い伝統的思考、恒星が張り付いた天空(これが宇宙の果てでした)という概念を基礎とした、天動説による閉じた宇宙は、新しい近代主義ー開かれた無限の宇宙に、哲学の基礎を譲りました。カントもコペルニクス転換という言葉で、地動説の意義を強調したそうです。毎日規則正しい生活を送り、地元の人たちの時計となって思考を続けたという姿勢は、全く持てないので嫌いになったカントを読まず受け売りでしか知らない物理学者の私ですが。でも明らかに無限という考えが、近代哲学を特徴付ける考え方であるのは間違いありません。
 宇宙の無限性に気がついた人類は、無限の進歩という幻想を抱くようになりました。それも神に選ばれた人類が推し進めるのです。

               未完ー思考整理中・・・

YouTubeでチャンネル開きました

まず化学実験を楽しめるチャンネルを開きました。どうぞご覧下さい。
南駄老のオモロ・サイエンス – YouTube
最初にアップロードした動画は、大学時代に大いに活用していた、ガリレオの斜面実験の再現です。近代を切り開いた様々な要因のうち、17世紀初頭に起こった17世紀科学革命をあげない人はいないでしょうが、その立役者の一人にガリレオがいたことを知らない人はいないでしょう。その最大の業績がこの実験です。そしてこれは明らかにガリレオでなければ考えつかなかった実験でしょう。その意味においてもっと多くの人に知ってもらいたい実験です。
続編としてこの実験の解説付き動画を近いうちにアップロードしますが、まずはこの実験の現象をよく観察し、それが何を意味するのか、考えてみてはいかがでしょうか?

ネットニュースにコメント

このサイトに偶然でも来て頂いた皆さん、ネットをお使いですね。ネットでは様々なニュースがあふれています。フェイクも含めて。私たちの主張を、ネットニュースを引用することで、身近に感じて頂くため、ネットニュースを引用して、それにコメントをつけてみたいと思います。

講演

会の目的は、エネルギーに関する基本的理解を皆様に伝え、それを基に未来社会を皆様と共に考えると言うことです。その目的を達成するために講演をお受けいたします。どうかお気軽にご相談ください。
過去の講演の記録は以下にあります。

知りたいときに一緒に考えよう

未来指向型サイエンスカフェ
「それが知りたい。一緒に考えよう」そう思った時に、気になるテーマで科学的な主題について一緒に考えませんか? 今のテーマで言えば、トリチウムって何? なんてものがあるでしょう。またプーチンが起こしたエネルギー危機もあります。でもエネルギーって何?
それらのことを、科学的な基本をきっちり説明した後に、それではどうしたら良いかを、来客の皆さんとともに考えます。
21世紀に入って、日本でも阪神淡路大震災、東日本大震災、それに伴う福島第一原発事故、その結果東京では計画停電という深刻な事態が起こりました。そのとき東京にいた当カフェのオーナーは、この計画停電、本当に計画的なのだろうかとも考えました。計画的なものなら、もっと合理的にできたはずでした。特に電車の間引き運転など、科学的に考えて全く意味がないものなど実行されました。電車の電力消費は非常に小さなものですから、間引き運転ではなく、スピード抑制による定常運転の方が、混乱を防ぐことに貢献するはずでした。
その計画停電は、エネルギー危機に対処するものでした。今再びエネルギー危機が起こっています。プーチンが引き起こしました。
また偶然ながらほぼ同時に、福島原発事故の10年以上経った余波の一つとして、トリチウム水放出問題が起こりました。その評論を見れば、トリチウムを科学的に理解しているとは到底思えない論評が多いと感じます。ことトリチウム問題に関しては、日本の取り扱いは科学的に考えて、恐らくベストの方法であり、これを極度に問題化するのは無知か、政治的かのどちらかの理由があるでしょう。少なくとも無知は排除したいと思っています。皆で民主的に将来を正しく判断するために。
何故トリチウム問題が起こったか、それはエネルギー問題からです。エネルギー問題は、未来を創成するために、避けて通ることはできません。そしてエネルギー問題は、エネルギーを供給しうる日本の多くの地方と、東京を中心とするエネルギー大量消費地域の大都会の問題を現代日本人に突きつけます。
来春には、新しい京都市長を選ぶ選挙が、実施されます。千年の古都として、京都は常に注視され、また時代の大きな節目ごとに、新しい日本の牽引力となってきました。21世紀になって明らかに新しい社会が世界で求められる時代になっています。経済大国G7の一員として、世界唯一の被爆国であり、また福島原発事故の経験国として、日本は独自の位置を世界の中に保っています。世界の流れに流されるのではなく、世界の流れを作り出し、世界を持続可能な社会へ導くという、大切な任務を、伝統に培われた生活と考えで主導できるのが京都人なのではないでしょうか。その意味で来たるべき京都市長選挙は大切な意味を持ちます。
そのような未来を考える基礎を共有するために、サイエンスカフェ「えねるぎぃっ亭」を京都で開いています。カフェは定期カフェと随時カフェがあります。

  • 定期カフェ
    定期カフェは原則として奇数月の第三日曜日に開かれます。
    次回は
    11月19日(日)15:00~
    次々回は
    2024年1月21日(日)15:00~
    カフェですから、お茶やケーキなど楽しみながら、店長小池康郎が、科学者の視点から問題を基礎から紹介し、参加の皆様と議論を楽しみます。
    予約制です。興味をお持ちの方は、お問い合わせ欄から、必要事項を記入しお気軽にお問い合わせください。
    カフェ参加料はお一人様2000円を頂いております。
  • 随時カフェ
    皆様のご希望に基づいて随時にカフェを日時ご相談の上開催いたします。
    時事問題に関して、皆様の知りたいことを、科学の基礎から掘り起こしてご説明し、皆様の疑問などにお答えいたします。
    未来のエネルギー問題、原発に関する問題、報道される物理学の諸問題などに、基礎からわかりやすくご説明いたします。
    興味ある方はお知り合い三人以上で、代表者のかたがお問い合わせ欄から、お問い合わせください。折り返しこちらからお返事を差し上げます。その上でテーマなどの調整、日時の調整を経て、京都市左京区にある京都えねるぎぃっ亭にて、随時カフェを開催いたします。
    形式は定期カフェと同様の形で、ご参加の皆様に楽しんで頂きます。参加者は原則として三人から八人までとさせて頂きます。これは参加者の皆様がそれぞれ理解を共有して頂き、その後の皆様のご意見の共有基盤として頂くための人数として設定してあります。
    また参加費は参加人数により多少の変動があります。
    三人参加の場合
     お一人 2000円
    四人参加の場合
     お一人 1800円
    五人参加の場合
     お一人 1700円
    六人参加の場合
     お一人 1600円
    七~八人参加の場合
     お一人 1500円    

多くの皆様のご参加をお待ちしています。